各JPTECコースのご紹介
JPTECプロバイダーコース
これまでの外傷に関する研究から、容態の悪化を防ぐための救護方法が適切に行われなかった場合、防ぎ得た外傷死(preventable trauma death:PTD)に陥ることが指摘されました。
このため、現場で活動する救急隊等は限りある時間の中で的確かつ迅速な活動が求められるようになりました。
これらの概念に基づいて、限られた時間の中で観察、必要かつ適切な処置を行い、現場滞在時間を遅延することなく決定的治療が可能な医療機関へ搬送し、防ぎ得た外傷死(PTD)を撲滅することを目的としてJPTECプログラムは生まれました。
すべての外傷現場活動の基本となるJPTECプログラムを学ぶコースです。また、DMATの現場活動における二次トリアージを行う際にもJPTECプログラムはとても有効です。
JPTECプロバイダーコースの詳細はこちらをご覧ください。
JPTECミニコース
実際に救急現場で活動することがない医師、看護師、コメディカルを主な対象として行われるコースです。
事故現場で活動する救急隊が、正しくJPTECプログラムを実践しただけでは、傷病者を救命することは非常に困難です。決定的治療が可能な医療機関での早期治療開始が救命のカギとなります。
このJPTECプログラムに基づいた一連の流れが円滑に行われてこそ、救命につながります。
JPTECミニコースは、外傷患者に対応するための、チーム医療の一環として、病院前の外傷救護活動を体験・理解し、JPTECプログラムの共通の認識を学ぶコースです。
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JPTECファーストレスポンダーコース
日常的に外傷患者に遭遇する可能性の高い職種の方を主な対象として行われるコースです。
万が一、傷病者が発生した場合に、身近にいた方の正しい対応によって、その予後や救命につながることがあります。
JPTECファーストレスポンダーコースは、傷病者を発見して(事故等が発生してから)から救急隊に引き継ぐまでの対応をJPTECプログラムの概念に基づいて学ぶコースです。
JPTECファーストレスポンダーコースの詳細はこちらをご覧ください。